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職人さんにききました!

人柄から本音まで、クローズアップ

千葉県 / 君津市

ご近所さまにも充分に
評価いただける仕事を。

新和SUNエコロジー
嶋田 徳一さん(左) 川波 秀経さん(右)

プロフィール

千葉県君津市を拠点に、人と自然が調和した健康な住まいづくりを行う新和SUNエコロジー。日本建築や2×4工法の増改築工事をはじめ、ヨーロピアン住宅のメンテナンス工事やログハウスの設計・施工と、その実績は380棟を超え、リフォーム・外壁塗装においても新しい技術を融合させ、豊富な経験値を武器に近年のデザイナー住宅の分野で勢力的に実績を伸ばしています。代表をつとめる嶋田さん(写真左)に、これまでの経緯と、商材の開発や多能工な次世代職人への指導に積極的に取り組むその想いを伺いました。

Q. 職人を志したきっかけは何でしたか?

建築という業界に飛び込んで45年、はじめは営業として先輩方から鍛えられました。後に施工管理技術士になり現場を統括するように。元々は工作物が好きでして、自分でもアレンジしてみたくなり、職人をやりながらもログハウスの設計をしたりと分野を広げていきました。また、私もアレルギーを持っていることもあり、シックハウスや環境の問題にも目を向けたりと、お客様の要望に応じた提案ができるよう商材の開発や、低予算にも抜け目のない提案を学ぶ毎日です。

Q. 仕事で大切にしていることは?

原価率の高い仕事をすることです。現場にどれだけお金をかけ、お客様へ還元していくか。宣伝に費やしたはいいが中身が薄いのでは意味がありません。原価率で勝負していますから、やはり仕上がるモノも全然違ってきますね。あと、できるだけ新規のお客様には、工事を終えた現地を見てもらうようにしています。塗装したお客様を、ご近所で工事を予定しているお客様のもとへ一緒に行っていただいくことも。私は営業をしません(笑) 私が言うより、体験したお客様に「こうした方がいいよ」とアドバイスいただいた方が新規のお客様も心強いですよね。昔からこのスタイルでやっています。
また1つ言えるのは、私どもは今までクレームというものをいただいたことがないんです。逆に、クレームをいただいたらどうしようって怖いです(笑) ただ、職人さんの礼儀に対して昔は思うところがありましたので、誰よりも先に気づいてはどんどん改善していきました。今では挨拶はもちろん、振る舞いや話し声なんかにしてもご近所に配慮することが、きちんと標準化されています。

Q. 「この仕事をやってて良かった!」と思う瞬間はどんな時ですか?

うちでは物凄く養生を徹底しています。養生にかかる手間暇は惜しみません。開けたり閉めたり、剥がしたり着けたりは日常茶飯事です。お客様が不便だと思ったらすぐ剥がしますし、必要な時にはすぐに閉じる。そういったところでお客様の大事にしている植木や庭にあるオブジェなどを保護していきます。私どもからすると普通にやっている工程なのですが、塗装をされている側、お客様の立場で考えるとちょっと違った目線があるんです。外壁工事っていうのは他の会社でもあちこち行われています。それが横一列で並んで見た時、たとえばお客様が近所を散歩していたりすると、自分の家を工事していますから人の家も気になるんですね。

それで帰宅した時、自分の家の状態と比較しちゃうんでしょうね。「あの家は玄関にシート1枚敷いてあっただけよ」とか。足場を組み立てた下は何も保護されていなくて「足下やってないよね」ですとか。お客様がひとつひとつ現場を見比べて「あ、違うんだな」と感じていただいたり、「あなたのところの職人さんは丁寧ね」とお褒めくださったり、紹介をいただいて連鎖的に仕事が舞い込んできた時は心底うれしいですね。そしてもう1つ、お客様が一番気にしていることは、我が家の出来具合は果たしてよかったのか?なんです。この疑問が解けて笑顔が見られた時は「やって良かった!」となります。

Q. こだわりの技があれば教えてください。

特に大きな技を使っているわけではないです(笑) お客様の好みに応じた塗装を仕上げられることです。それにはまずこちらから先に提案する、というのが1つの技なのかもしれないですね。塗装はどんな建築物にも必要です。木というものはどうしても保護していかなければ長生きできませんから、その為には優秀な素材に出会うことが重要です。また避けては通れないのが数ある住宅の仕様です。コンクリートの家もあれば、モルタルの家もある、サイディングの家もあるし、ALC版とかプレハブの場合もある。お客様が気づかない問題点に気づき、ニーズに合わせて塗っていく。

ただその上でのこだわりは、人と同じものはやりたくないと。受注の8割が多彩模様の塗装で、今日まさにお客様のところへ提案する商材は、私どものオリジナル色として関西ペイントさんに作っていただいてます。他には出歩かない色で申し訳ないなっていうのはあるんですけども。今日伺うお客様宅は、新築時は単色の壁だったんですよ。でもやはり、私が入るんでしたら少し違ったものを、そして長期的に保てるものをということで下塗り材にもアレンジを加えています。これだけは、他には出ていないので私だけが独占しています。独自の工法に対して、職人さん達からは初めこそ渋られましたが、今ではそれができる形になり、職人さんにとってもスキルアップとして次に繋げてもらえるのかなと思っています。

Q. このサイトを見ているお客様へ伝えたいことはありますか?

私どもの仕事は長いです。時間がかかってしまうのは正直申し訳ないです。けれども、これはお客様が多すぎるからではなく、私ども自身が納得できる仕事できちんとお届けしたいという気持ちです。時間はしっかりいただいて、その代わりご近所さまにも充分に評価がいただける仕事になるよう常に努めています。

紹介した塗装店

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