自宅

自然素材が活きる住まいで心地よい暮らしを

Chapter.1

温もりある自然素材をふんだんに取り入れたい

今回ご紹介するのは、群馬県にある2階建ての新築一軒家。こちらでご夫婦とお子様の3人でお住まいです。新築を考えられたのは2年前。デザインだけでなく長く住み続けられる家をつくりたいという思いから、できるだけ自然素材を使いたいと考えられたそう。そして奥様たっての希望で「家具やラグなどを置いたときに映えるよう、白を基調にしたい」とリクエストされました。

Chapter.2

暮らしに欠かせない室内干しスペース

自然の息吹感じる住宅にするため、木造らしく梁や柱を見せ、床はすべて無垢のフローリング仕上げに。壁や天井には漆喰を塗料化した自然派塗材『アレスシックイ』が施工されました。木部の仕上げにも自然塗料のオスモカラーを使っているので、小さな子どもさんにも安心なのだそう。

住居の間取りは、1階に和室とキッチン、リビングダイニング。2階に寝室と子供部屋、そして片流れの勾配をそのまま活かしたロフト風の子ども部屋が、もう1室設けられています。この勾配天井は、北側をなるべく下まで延ばし、赤城山から吹き降りる「赤城おろし」と呼ばれる強い風を受け逃がすように設計されているそう。

また2階の寝室と子供部屋の間には、ベランダに面して3畳ほどのスペースがとられています。群馬特有の強い風が吹いて、冬などは特に外に洗濯物を干せない日があり、室内干し用のスペースをつくってもらいました。

Chapter.3

ニオイも湿度も気にならず快適な暮らしが実現

奥様は、今回漆喰にしてよかった理由がたくさんあると話してくださいました。一つは、汚れが付きにくい点。お子様が外で遊んで汚れた手のままで壁を触っても、タオルでさっと拭けばきれいになるのですごく楽だそう。アレスシックイの上に『アレスシックイEZクリーン』を塗装し、汚れが付きにくくて撥水性も高い仕様にされているそうです。

また、室内干しスペースにも驚きがあったとか。「夜干した厚手のバスタオルが朝には乾いているそうで、生乾きのニオイもまったく無いそうです。室内干しをするとどうしても乾きが悪く、菌が繁殖してニオイの原因になることがあります。アレスシックイには、湿気を素早く吸収したり、菌の繁殖を抑えたりする効果があるため、室内干しの洗濯物が気持ちよく乾いて、快適性をさらに高めることができたのです。お子様が花粉症なので、その季節にも役立っているそうです。

階段室のトップライトから射し込む光が白い壁に反射して、室内をやさしい光に包む感じもお気に入りだそうで、「白を基調に」という奥様のこだわりが十分に活かされ、満足そうなご様子でした。

「オープンキッチンなのに夕食で出たニオイが翌朝まで残っていなかったり、空気が清々しいというか軽い感じがして、気持ちよく暮らせています。半年住んだだけでも漆喰は生活しやすいと実感できました。これからもっといろいろなことを感じられると思うので楽しみです」春には新緑に反射した光が室内をグリーンで包んだり、夏の青空が爽やかなブルーに染めたり、四季折々の変化も楽しませてくれるでしょう。