KHD-321
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-3-各種防食方法図3に、各種の防食方法を示します。このうち、塗装は他の方法に比べて比較的簡便で、被塗物の形状または大小を問わず、防食被膜をつくることができ、また、塗替えによって更新できるなど実用的な防食方法といえます。VOC削減有機溶剤は塗料の主原料のひとつであるが、塗膜を形成する過程で発揮することを前提に使用されているものであり、過去から現在に至るまで、大気中に大量に放出されてきた。VOC(揮発性有機化合物)削減計画が旧建設省から示されるなど、今後の規制が進展することが予想される。そこで、ハイソリッド塗料・無溶剤塗料・水性塗料などの開発が進められている。オキシダント発生傾向の小さい有機溶剤への転換有機溶剤は光化学スモッグ中のオキシダントとして知られる対流圏オゾンを発生する原因物質とされている。このオキシダントの発生に関しては、光化学反応への寄与が個々の有機溶剤種によって異なる。ミネラルスピリットなど(弱溶剤)は、比較的オキシダント発生傾向が小さいとの報告もある。こうしたことからも、ミネラルスピリット(弱溶剤)に可溶な高耐久性塗料(エポキシ、ポリウレタン、フッ素)の開発・上市が進められている。発ガン性物質排除コールタールは撥水性にすぐれた安価な材料である。これとエポキシ樹脂を組み合わせたタールエポキシ樹脂塗料は、高度な耐水性を必要とされる部位に用いられてきた。しかし、コールタールに含まれる発ガン性物質が、作業者の安全や水質汚染など問題視され、水道管内面用としての使用禁止など使用規制への動きが進んでいる。当社でも、コールタールを用いる塗料の廃止に向けて積極的に取り組み、コールタールを含まない変性エポキシ樹脂塗料の開発・上市が進められている。鉛・クロム対策鉛・クロムは、さび止め塗料中の防錆顔料、上塗り塗料の着色顔料、アルキド系塗料の乾燥剤として用いられてきた。しかし、これら重金属は、作業環境・土壌・水質への汚染が懸念され、世界的に廃止の方向で動いている。さび止め塗料中の防錆顔料についてはリン酸塩系の防錆顔料への代替が進んでいる。また、乾燥剤、着色顔料についても鉛・クロムフリー原料への転換が進められている。環境対応のとりくみ環境対応を考慮した塗料技術動向20世紀は、物的豊かさを追い続けた人々は、21世紀になるとモノより自然のふれ合いを求め始めました。これは、自然に生息する動物・植物とふれ合うことで人々の心が安らぎ、癒されるからです。人類は、より便利で快適な生活を実現するために、自らが作り出した多種多様な化学製品が、環境を汚染し、人類に悪影響を与えていることに気づいたのです。関西ペイントは、「環境にやさしい」企業を目指し、様々な環境問題に塗料が如何に関わっているかを知り、新たな塗料技術で解決するように心がけています。図3 各種の防食方法合金 耐候性鋼材 ステンレス鋼材 防錆油 一次的防食方法 めっき 溶射 グラッド 金属被膜 被膜法 防食方法 二次的防食方法 各種  ライニング 化成処理 電気防食 流電陽極方式 ゴム  ライニング プラスチック  ライニング グラスホーロー  ライニング コンクリート  ライニング 塗装ライニング 外部電源方式 塗装

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