KHD-321
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-10-素地調整の種類と方法素地調整の程度は、前述のように耐久性に影響を与える大きな要因ですが、その程度を定量的に定めるのは困難です。最近では、限度見本によって表示する方法が多く採用されています。わが国では、素地調整の種別を、1種・2種・3種・4種に分類することが慣行的に行われていますが、それらと海外の基準との関連を表6・7に示します。なお、素地調整の種別と程度については、各団体・会社ごとに別途定められている場合がありますので適用に際しては注意してください。表6素地調整程度作業方法関連規格清浄度1種(1種ケレン)黒皮・さび・塗膜を除去し、清浄な鋼材面とする。プラスト法SSPC-SP5SSPC-SP6SSPC-SP10酸洗SSPC-SP8清浄度2種(2種ケレン)さび・塗膜を除去し、鋼材面を露出させる。ただし、くぼみ部分や狭隘部分には、さびや塗膜が残存する。ディスクサンダー・ワイヤホイルなどの動力工具と手工具の併用SSPC-SP3清浄度3種(3種ケレン)さび・劣化塗膜を除去し、鋼材面を露出させる。ただし、劣化していない塗膜(活膜)は残す。同上SSPC-SP2清浄度4種(4種ケレン)粉化物および付着物を落とし、活膜を残す。同上―表7 塗装前の鋼材表面処理に関する各種基準SSPC 注1)ISO 注2) (SIS)JSRA 注3) SPSS BS 4232 注4) NACE 注5)標準除錆率 注6)WHITE METALSP-5 BLAST CLEANINGSa 3Sh 3Sd 3FIRST(NIL)No. 199.9%以上(~NIL)NEAR-WHITE  SP-10 BLAST CLEANING(95%以上)Sa 2Sh 2Sd 2SECOND(95%以上)No. 295%以上(~99)COMMERCIALSP-6 BLAST CLEANINGSa 2Sh 1Sd 1THIRD(80%以上)No. 367%以上(~80)BRUSH-OFFSP-7 BLAST CLEANINGSa 1No. 4POWER TOOLSP-3 CLEANINGSt 3Pt 3HAND TOOLSP-2 CLEANINGSt 2施工条件などを文章で表現SP-10のみ除錆率を示す。写真集あり写真集ありPt2,Pt1もある( )内は除錆率を示す( )内は最もシビアーな場合の除錆度を示す注1)STEEL STRUCTURES PAINTING COUNCIL注2)INTERNATIONAL STANDARD ISO 8501-1 198 (SVENSK STANDARD SIS 05 5900-1967注3)日本船舶研究協会「塗装前鋼材表面処理基準」     STANDARD FOR THE PREPARATION OF STEEL SURFACE PRIOR TO PAINTING注4)BRITISH STANDARD注5)NATIONAL ASSOCIATION OF CORROSION ENGINEERS注6)THE SOCIATY OF NAVAL ARCHITECTS AND MARINE ENGINEERS 発行(1969.12)のABRASIVE BRASTING GUIDE FOR AGED OR COATED STEEL SURFACESの標準値である。  なお、この基準では素材の状態によって除錆率を変動させている。各基準の相関性は下記による。   SSPC~ISO(SIS)·························SSPCおよびISO(SIS)に示されている。   SSPC~ISO(SIS)~BS·············BS 4232に示されている。   SSPC~NACE·································上記 6) で示されている。   ISO(SIS)~SPSS·······················本州四国連絡橋公団発行(S52.3)の「鋼橋等塗装基準・同解説」による。

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