KHD-393
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        3. 塗替塗装 3-2 塗替え時期の判定方法判定方法の種類塗膜劣化状態の検査および塗替え時期の判定は、対象となる鉄桁等鋼構造物の塗膜劣化状態を考慮し、判定法Pまたは判定法Qにより行なうことを基本とする。なお、判定法Pまたは判定法Qの適用は次によるものとする。 ①判定法P は、鉄桁等鋼構造物全体を塗替える場合に用いられる。 ②判定法Q は、鉄桁等鋼構造物に生じる腐食拡大や板厚方向への腐食進行に対して部分的に塗替える場合に用いられる。※検査・判定時の留意事項 塗膜劣化度判定後の塗替え時期の概要については、概ね次のように記載されている。解表3.1.5 ⒜塗膜劣化判定後の塗替え時期の概要劣化度各劣化度に対応する塗替え時期の概要素地調整時に鋼材が露出する概略の面積P-Ⅱ塗替え適正時期を経過し、早急な塗替が必要な時期30~50%P-Ⅲ塗替え適正時期15~25%P-Ⅳ必要な場合のみ5%解表3.1.5 ⒝塗替え時期を逸した塗膜の劣化状態の概要劣化度各劣化度に対応する塗替え時期の概要素地調整時に鋼材が露出する概略の面積P-Ⅰ塗膜変状や腐食の進行が多くの部分で確認される状態70~90%塗膜変状や腐食の進行がほぼ全面で確認される状態95%以上4.2 塗替え時期の判定方法塗膜の塗替え時期は、各部材ごとに調べた塗膜劣化状態の進行程度を評価して、次の3段階にわける。 劣化度Q-Ⅰ:部分的にさびおよび膨れがかなり発生している、または進行している場合 劣化度Q-Ⅱ:部分的にさびおよび膨れがある程度発生している、または進行しつつある場合 劣化度Q-Ⅲ:部分的にさびおよび膨れが少し発生している場合3-3 素地調整方法判定法PまたはQによって塗替え塗装時期に達していると判断された塗膜は、その劣化度に応じて表3.4.1または表3.4.2によらなければならない。表3.4.1 判定法Pにより塗替え時期に達していると判断された場合の素地調整の種別および施工法種別劣化度施工法塗膜の素地調整の程度さび部の素地調整の程度替ケレン-1P-Ⅰスクレーパー、細のみ 鋲かきなどの手工具とディスクサンダ等の動力工具との併用、 又は、ブラストを併用する。活膜は殆ど残らず、鋼素地が全面に露出した状態になる。活膜と判断した場合でも、素地に達する塗膜割れ部では鋼素地を露出すること。除錆度-3 以上ブラストを適用する場合、一般環境では  除錆度-2 以上腐食性環境では 除錆度-1 以上替ケレン-2替ケレン-3P-ⅡP-Ⅲスクレーパー、細のみ 鋲かきなどの手工具とディスクサンダ等の動力工具との併用、 又は、ブラストを併用する。活膜を残す。素地に達する塗膜割れ部では鋼素地を露出すること。素地に達しない割れ、剥がれ、膨れ部では異状を生じた 塗膜部分を除去すること。替ケレン-4P-Ⅳワイヤーブラシ及び研磨紙等を使用する。 必要により動力・手工具を用いる。粉化物、汚れを除去する。わずかに生じている素地に達する塗膜割れ部では鋼素地を露出すること。素地に達しない割れ、剥がれ、膨れ部では異状を生じた 塗膜部分を除去すること。除錆度-3 以上(さび部はほとんど無い)注1) さびが著しく進行して動力工具や手工具では除去困難な場合にはブラストの適用を原則とする。注2) ほとんどの部材の評点が劣4~劣5となり、塗膜除去による鋼材露出がほぼ全面になると想定される場合には、さびや塗膜変状の進行状況に応じて、必要な素地調整程度の達成に有効な方法を選択すること。表3.4.2 判定法Qにより塗替え時期に達していると判断された場合の素地調整の種別および施工法種別劣化度施工法塗膜の素地調整の程度さび部の素地調整の程度部分ケレンQ-Ⅰブラストの使用を原則とする。ブラストできない場合は動力工具および 手工具の併用により、ブラストと同程度の 除錆度を確保する。素地に達する塗膜割れ部では鋼素地を露出すること。素地に達しない割れ、剥がれ、膨れ部は異状を生じた 塗膜部分を除去すること。除錆度-2 以上Q-ⅡQ-Ⅲ注) 動力工具および手工具の併用の場合、所定の除錆度で仕上げることが非常に困難であることに注意すること。解表3.4.1 ケレン種別と手・動力工具による素地調整作業量の比較(想定値)ケレン種別素地が露出する面積(目安)作業量比の目安一般環境腐食環境替ケレン-170%~812替ケレン-230~50%46替ケレン-315~25%22.5替ケレン-45%11

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