KHD-392
9/24

―   ―2.構造物施工管理要領 建設編(3)使用材料1)溶射線材金属溶射に使用する溶射線材は、JIS H 8300の6.2に規定された表-15によるものとする。表-15) 金属溶射に使用する溶線溶射金属記号材料規定亜鉛溶射Zn99.99JIS H 2107に規定された特殊亜鉛地金を用い、純度は、亜鉛99.99%以上でなければならないアルミニウム溶射Al99.5JIS H 2102に規定されたアルミニウム地金2種を用い、アルミニウム純度アルミニウム99.5%(質量)以上でなければならないアルミニウム・マグネシウム合金溶射AlMg5JIS H 4040に規定されたアルミニウム合金の合金番号5056を用いる亜鉛・アルミニウム合金溶射ZnAl15JIS H 2107に規定された亜鉛純度99.97%(質量)以上の普通亜鉛地金及びJIS H 2102に規定されたアルミニウム純度アルミニウム99.7%(質量)以上のアルミニウム地金1種を用い、溶射用として製造された合金を用いる。アルミニウム含有率は14%から16%を使用しなければならない2)封孔処理剤封孔処理剤は、赤外吸収スペクトルを測定し、赤外吸収スペクトルチャートが品質規格検査で合格となった封孔処理剤と同一と認められるものを用いなければならない。3)塗料金属溶射面における塗装系の上塗、中塗塗料は、NEXCO塗料規格(P-21)の品質規格で合格となったふっ素樹脂塗料を用いなければならない。(4)素地調整1)除錆程度金属溶射面の素地調整は、表-16に示す基準による。ただし、表面粗さは、8μmRa-JIS程度以上、50μmRz-JIS程度以上とする。表-16) 素地調整の除錆程度と適用基準素地調整除錆程度の定義処理方法対応する他の規格G-aⅠ表面の黒皮やさびが完全に除去され、均一な金属色となり、ミルスケールの跡が認められないブラストISO Sa3G-a表面の黒皮やさびが完全に除去され、ミルスケールの跡が模様状に認められるブラストISO Sa 2・1/22)ブラストの施工ブラストの施工にあたり、ブラスト研削材の選定及び桁の清掃は、本編2-3-8(1)による。(5)金属溶射作業1)溶射管理者及び溶射作業者金属溶射の施工は、溶射技能士ないし、それぞれの溶射協会又は団体が実施する講習を受講、修了した者が施工するものとする。2)施工方法の確認金属溶射施工前に、施工計画書に記載された溶射方法、使用設備などを確認し、表-12と一致するのか確認しなければならない。3)金属溶射の準備金属溶射に使用する溶射線材は、表-15に規定された材料であることを確認し、施工面積と標準使用量から溶射線材の必要量を確認する。4)封孔処理の準備封孔処理剤は、封孔処理材の製品規定にある仕様に基づいた混合比で秤量した後、良く撹拌を行い、希釈剤の添加も製品規定にある仕様に基づいた規定量で秤量して十分に撹拌した後、規定時間内に使い切らなければならない。5)金属溶射作業の禁止条件金属溶射にあたり、作業環境、溶射面および使用材料が以下に示す状態の場合、金属溶射を行ってはならない。①気温が5℃以下、湿度が85%以上の場合②屋外での施工においては、降雨、降雪及び強風の場合あるいはその恐れがある場合③溶射面が結露水で濡れている場合および引き続きその状態が持続されると予測される場合④規定の素地調整が行われていない場合6)封孔処理の施工封孔処理は、封孔処理剤が溶射皮膜の表面及び溶射皮膜層の気孔部へ充填するよう、均一に塗りもれのないよう塗布する。・金属溶射作業は、本編による他、日本道路協会「鋼道路橋防食便覧」第Ⅴ編「金属溶射編」を参考にするとよい。

元のページ 

page 9

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です