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KANSAI PAINT CO.,LTD.
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プレスリリース

2004年2月9日
関西ペイント株式会社
常温乾燥型傾斜構造形成技術の開発


関西ペイント株式会社(本社:大阪市、社長:世羅勝也)は、省工程化に有効な傾斜構造塗膜形成技術の開発に取り組んでまいりましたが、この度常温乾燥型塗料にも適用可能な技術を開発いたしましたのでお知らせいたします。

塗料は、機能分担させた複数の塗膜層を別々に施すのが一般的ですが、一層の塗膜の中でその成分を分離または傾斜分布化させ、保護と美粧の両者を満足させようとする試みが従来から行われてきました(下図参照)。当社では高温で焼付けを行う粉体塗料などでは実用化を行いましたが、常温乾燥型では、こうした塗膜成分の分離・傾斜分布化を容易にする焼付け時のフロー工程がなく、また塗膜が形成される環境条件が広範囲に及ぶことから分離・傾斜分布化技術の適用が困難でありましたが、この度開発に成功しました。

従来:塗り重ねによる複層形成
塗膜断面 上塗り:美粧
下塗り:保護
被塗物
   
傾斜分布化による1コートでの機能分担
塗膜断面 塗膜断面
   
傾斜分布化

開発にあたってのキー技術は、以下の3点です。

1. 上塗り、下塗りそれぞれに適性を有する樹脂同士の相溶性に関する精緻なる制御技術
2. 特殊な傾斜構造促進剤の開発
3. 蒸気圧、蒸発速度、溶解性などの総合的な溶剤組成最適化技術

さらに、これら開発をサポートする技術として以下の技術も開発いたしました。

4. 塗膜成分の分布を定量的に測定する技術
蛍光プローブの採用と共焦点レーザー顕微鏡による観察により、従来の方法(例えば赤外分光法)に比べ、非破壊・高精度な定量化が可能となりました。
5. 塗膜成分の分布をコンピュータでシミュレーションする技術
広範囲な乾燥条件における成分分布をコンピュータによりシミュレーションする技術を開発したことにより、組成要因の寄与や複雑な環境要因の寄与が定量化できました。

これらの技術を応用して設計された塗料は、弊社のグループ会社である関西ペイント販売株式会社(本社:東京都大田区、社長:藤田和弘)より、「ユニテクト・セーフティTRシリーズ」の商品名で本格販売を開始いたします。この「ユニテクト・セーフティTRシリーズ」は、プライマーと上塗り塗料の機能を併せ持つ省工程型塗料として期待されており、平成16年度は年間売上40億円を目標としております。

本開発技術かかわる特許につきましては、既に14件出願しております。

「ユニテクト・セーフティTRシリーズ 」の製品ラインアップ
  ユニテクト10セーフティ ユニテクト20セーフティ ユニテクト30セーフティ
樹脂の系統 アルキド樹脂系 アクリル樹脂
エポキシ樹脂
シリコン変性アクリル樹脂
エポキシ樹脂
耐食性 鉛系さび止め同等 エポキシ樹脂塗料同等 エポキシ樹脂塗料同等
耐候性 合成調合ペイント同等以上 アクリルウレタン樹脂塗料同等 シリコンアクリル樹脂塗料同等
荷姿 1液型 2液型 2液型
平成16年度販売目標 30トン/月 70トン/月 50トン/月

また、本開発技術の概要につきましては、2004年5月に開催される高分子学会にて発表する予定です。

以上

本件のお問合せ先:
関西ペイント株式会社 広報担当部長 豊加正治
電話 06-6203-5531 ファックス 06-6203-5018
製品に関してのお問合せ先:
関西ペイント販売株式会社 建設塗料本部 小河邦彦
電話 03-5711-8904 ファックス 03-5711-8934



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