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『生活彩土』オープン記念スペシャルインタビュー

土は、集めたんじゃなく、集まってきたんだよ。

いま、榎本さんの仕事場の地下には、全国各地で採取された土がざっと200種類ほどストックされています。ちょうど榎本さんが左官職の第一線を退いたあたりから徐々に増え始め、現在も増えつづけているのだとか。
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「俺も昔、京壁をやってたときは、土は9種類ぐらいしか知らなかったんだ。大昔、左官の大先輩が京都の山んなかから出た土に藁を入れて、いろんな塗り方をやった。それを品がいいから京壁っていって売り出したの。
左官職人はそれが最高の仕事って覚えてた。

技術は京都で生まれたけど、地方のでもできる。ところが地方の土でやることを職人は知らなかった。自分の土地の使い方がわからなかった。
京都から泥を送ってもらって塗ればいいなと思ってたわけ。

いま、俺はそれを批判してる。

東京の泥で京壁にしちゃう。京壁だよっていえば通用する。
技術、塗り方だよ。根本は京都だけど、関東は関東のやり方があってもよかった。けど、これまではなかったんだ」。?

「最近は、年取ったから実際にとりに行ってないけど、みんなどっか行くと土産に持ってくる。
沖縄やドイツから持ってきたのもいたな。
こないだも小笠原の秩父島から「榎本さんいいのありましたよ」って持ってきたけど、いいんだか悪いんだか、どこの土地のどこの土がいいというのは、粘土分をとってみないと分からない。

みんな粘土をとる方法がわかんないから持ってくる。
土は、集めたんじゃなくて、集まってきちゃったんだよ」と榎本さん。

そっけないようでいてあたたかい榎本さんのもとには、その人柄と巧みな技に惚れた人たちが、日々再々、通ってくるのだそうです。
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