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その昔、日本住宅の壁といえば、土の壁を指していた時代がありました。しかし、コンクリートや壁紙などの新建材が普及していくにつれ、土壁は身近なものから、限られた建物でしか見られない遠い存在へと変わっていってしまいました。そんな土壁が、いままた少しずつ注目され始めているようです。
土の持つ温かさ、素朴さ、そしてエコロジーさが、癒しを求める現代人の心を揺らしているからでしょうか。塗料と土壁、一見すると相反するもの同士のようにもみえますが、人を守り、日々の暮らしを豊かにするというベースはきっと同じはず。風土が育てた土壁という文化が今どうなって行こうとしているのか、土壁の達人・榎本新吉さんを訪ねて、さまざまなお話を伺ってみました。
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