色にこだわる情報サイト『カンペフレンズ』
関西ペイントのホームページへ カンペハピオのホームページへ
ALESCO Kanpe Friends
生活彩土

販売店に聞きました!
(有)アーバンテクノ 代表取締役 有福敏文

若い世代に人気の原色は調色屋泣かせ。だからこそ他社との差別化に役立ちます。

当社は、自動車補修の分野が主なフィールドで、建築分野についてはよく分かりませんが、自動車の色についていえば、広島だからとか、地域で違うということはおそらくないと思います。広島の色といえば、平地が少なく山が多いから緑のイメージですね。でも車の色は、地域性より個人の嗜好や社会経済によるところが大きいですから、最近の傾向でいえば、メンテナンスがしやすいなどの理由から、白系が多いですね。商業車にしても、以前ならコーポレートカラーを塗ったものが結構多かったんですが、いまはそういうのが少ないです。社名を入れたりラインを入れたりするぐらいで、トラックでもカッティングシートが使われています。

それでも若者世代の車では、冴えた色、明るい色がまた復活してきています。これまでは黒やシルバー、白などが多かったんですが、メーカーの仕掛けもあるんでしょうけど、全体的にいうとの青や黄色などのパステルカラーとか原色系が増え、ピンク系も出てきました。こういう時代ですから、購買意欲の高い主婦層や女性、若者層をターゲットにした配色になっているんでしょうね。

建築リフォームと違って自動車補修の場合、丸ごと塗り替えるわけではないので、調色がポイントになってきます。特に冴えた色や原色は塗料のとまり性が悪く、調色、補色が難しくなってきています。それをどうフォローしていくかが我々の課題であり、他社との差別化を図る戦力にもなっていくと思っています。塗料メーカーから出された調色データというのは、厳密に見ると現場では違っていて、いろいろな特性を踏まえて要所、要所、ご提案していかなければいけません。それができなければ、ただの配達屋になってしまいますから、我々の存在価値がなくなってしまうわけですよ。

お客さんは、常に100%のものを望んでこられますが、現実の色で100%というものはあり得ない。人の目は10人いれば10人とも違った見方をしますから、人によって求める色が微妙に違いますし、人間がすることですから70〜80%できて上等なほうなんです。もちろん機械には、人間が持っている感性みたいなものはありませんから100%のものは無理。そうなると70、80%のところでどこまで遜色なく、効率よく仕上げられるか、残りの2、30%を補う技術が、塗装の技術だと思うんです。

いま自動車補修業界も世代交代の時期を迎え、少しずつですが変革の兆しが見えています。これまで通りのやり方では社会や消費者とズレが生まれ、生き残れなくなってくるでしょう。いまはまだあまり聞きませんが、これから数年の間に廃業する修理工場が出てくると思いますよ。車の色も毎年微妙に違ってきているように、業界の変化もいち早く感じ取らなければなりません。それを得意先へ適切にアドバイスでき、機器や設備など総合的にご提案できる会社にしていきたいと考えています。
写真

戻る


生活彩土トップへスペシャルインタビュー達人インタビュー風土を旅する
Kansai Paint Co.,Ltd. All Rights Reserved.