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連載記事 風土を旅する 第一回 琉球と呼ばれる島より

写真 古き良き面影が残る島

沖縄らしさを求めて、本島から石垣島へ、さらに船で10分ほど揺られて竹富島へと渡る。竹富島は、赤瓦に石垣という本土の人が持つ沖縄のイメージそのままの家並みが残る、全周9Kmの小さな島である。船から下りて、生茂った木や葉に挟まれながら進んでいくと、白い珊瑚が道全体に敷き詰められた集落に到着した。そこには赤瓦の家々が建ち並び、石垣にはハイビスカスやブーゲンビリアといった南国の花々が咲き乱れる。まさに別世界。島の人々が「竹富島は八重山の宝石」というのがよくわかる。

白い珊瑚が道全体に敷き詰められているのは、島が珊瑚礁でできているかららしい。白い道は青く澄んだ空と赤瓦の屋根に調和し、実に美しい景観を醸しだしている。道をよく見てみると、枝珊瑚が混じっていることがわかる。踏むのがもったいない気もするが、ここではそれがごく自然なものなのだ。黒く変色した石垣もまた、珊瑚石灰岩できている。この石垣は「グック」と呼ばれ、家を強風から守るための塀の役割を果たしている。台風の多い沖縄建築の象徴ともいえるだろう。ふと、屋根を見ると赤瓦の屋根に目がいく。赤色の屋根とその間に塗り固められた漆喰とのコントラストが美しい。この漆喰も強風で瓦が飛ぶのを防ぐ役目をしている。美しさと機能性を兼ね備えたすばらしいものである。

考えてみると、珊瑚で出来た道と塀、土で出来た瓦、まさに自然の素材でできた、自然の集落であることがわかる。全てが便利に揃い、化学物質で作られた物のなかで生活している人には、どれもこれもが新鮮に映るのではないだろうか?
さらに白い砂利道を進んで行くと、なごみの塔がある。ここは赤瓦の風景がよく見える絶好の場所だ。なごみの塔にのぼり、上から竹富島を眺めた。赤と白と青と緑色。那覇では白、青、緑の三色だったが、ここ竹富島はさらに赤瓦の赤が混ざり4色だ。一般に赤瓦は、上流階級の人しか使えなかったという。その理由は、赤瓦が高価だったため。
だが、竹富島ではほとんどの家が守り神シーサーを掲げた赤瓦の屋根と珊瑚の塀で囲まれている。ここは芭蕉布がさかんであったため、人々の暮らしが豊かであったのではないかと思う。

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