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連載記事 風土を旅する 第一回 琉球と呼ばれる島より

写真 沖縄の人々との出会い

沖縄の地域色についてインタビューするため「琉球瑠璃甍 奥原製陶」の奥原氏に会いに行った。
奥原氏は首里城の赤瓦を復元させた立役者である。インタビューが終了し、奥原氏が個展を開いているという知人の店に誘われた。奥原氏は絵も描く。中国水墨画を学ぶため、中国に渡った経験があるそうだ。店内には20枚程の絵が飾ってある。よく見ると表面がデコボコしている。それらはごく普通のキャンバスに描いてるのではなく、漆喰の上に絵を描いているのだ。かつて古き時代にその手法はよくとられていたらしいのだが、現在もその手法をとっているのは、奥原氏ただひとりらしい。

席に着くとすぐに奥原氏のトークが始まった。
何度も繰り返し「努力しなくても生きれるんだよ」「沖縄は冬は無いから寒さで凍え死ぬこともないし、年中食い物はあるし、死にゃ〜しないんだよ。努力しなくても食えるんだよ」という。
話が弾むなか、奥原氏の友人らしき人が現れた。
「昼飯食ってないだろう?」と言いながら机の上に天ぷらの盛り合わせ置いた。奥原氏は「ほらな、食えるだろう。努力しなくったって食えるんだよ」とニヤリと笑う。
まるで申し合わせたかのようだ。私たちのことも「誰だっけ。友達だよ。さっき友達になったんだよ」 と紹介してくれた。

年齢も職業も異なる個性豊かな人たちが、奥原氏に惹かれて寄ってくるのだろう。奥原氏が典型的な沖縄人だということではなく、おそらく彼の人柄がそうさせるのだ。
だが、そんな彼を生んだのは沖縄の風土であり、沖縄育ちの人々だ。冬でも12度を超えるごとがないという沖縄の穏やかな気候と豊かな自然が、奥原さんの大らかさを育てたに違いない。近年、本土からの移住者が増えているというのも、少しわかるような気がした。

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